【VTuber判例シリーズ】VTuberの演者の本名・年齢をネット上で暴露する行為についてプライバシー侵害の成立が認められた事例(東京地判令和2年12月22日)
【キーワード】 VTuber(バーチャルYouTuber) プライバシー 人格権 発信者情報開示 【事実の概要】 原告の活動等について 原告は、「V」という名前のアバター又はハンドルネームを用いて、「バーチャルYouTu...
【VTuber判例シリーズ】VTuberの演者に対する名誉感情侵害の成立が認められた事例(大阪地判令和4年8月31日)
【キーワード】 VTuber(バーチャルYouTuber) 誹謗中傷 名誉感情 人格権 発信者情報開示 【事実の概要】 原告の活動等について 原告は、VTuber事務所「A」に所属し、「V」という名称を用いてYouTub...
メタバースでも模倣規制へ法改正の動き:一般ユーザーやクリエイターエコノミーへの影響は?
はじめに アバター、アクセサリー、ワールド等のように、メタバースで利用される様々な3DCGモデルが活発に取引されるようになりました。メタバース・プラットフォーム事業者も、アイテム等を自ら販売するほか、ユーザーが創作したア...
メタバースにおけるオブジェクト利用:ユーザの注意点とクリエイター・エコノミー(知的財産法の視点から)
はじめに 没入型のバーチャルリアリティ空間では、自分自身がアバターとなることを含めて、全ての構成要素がコンピュータグラフィクス (CG) で表現されることになります。そこには、見かけ上は現実空間におけるのとよく似ているも...
ナイキ、スニーカーNFTを販売する二次流通業者を提訴~商品と紐付いたNFTの商標法上の位置付けは?~
はじめに 国際的に有名なスポーツウェアメーカーであるNike社が、スニーカー、ストリートウェア等のオンライン二次流通プラットフォームを運営する米国ミシガン州のLLCであるStockX LLCを相手取り、2022年2月3日...
MetaBirkins NFTs事件:商標権はフィジカル世界とメタバースの境界を超えるか?
はじめに 多くのユーザがアバターとして参加し、デジタル資産が取引されるバーチャルな世界、「メタバース」。 定義は未確立ながらも、この新たな経済圏への関心が高まっており、ラグジュアリーブランドを含む多くのファッション企業も...
米国裁判事例から学ぶNFTライセンスビジネスと法律 (Miramax v. Tarantino)
NFTとライセンスビジネス 様々な産業からの進出が相次ぎ、2021年を代表する成長市場の1つとなった「NFT」(Non-Fungible Token:非代替性トークン)。NFTプロジェクトのために新たに創作されたコンテン...
【XR & Law Snapshot】メタバース上の「土地」を買うってどういうこと?~買い手の法的権利とプラットフォームの責任を考えてみる~
【キーワード】 XR(VR/AR/MR) メタバース 所有権 不動産 著作権 プラットフォーム アーキテクチャ 【はじめに】 バーチャル空間上の「土地」が高額で取引される実例がいくつかある。最近報じられたものとして、以下...
《続》海外で起こったNFT関連トラブルから学ぶ、NFTの権利と契約―RAF, Inc. v. Damon Dash事件の経過をちょっと詳しく追ってみる—
【はじめに】 今回は、前回の記事の中で紹介したRAF, Inc. v. Damon Dash事件(以下「本件」)について、提訴後の経過をより詳しく追ってみたいと思います。 【前回記事のおさらい】 本件は、Jay-Zのアル...
海外で起こったNFT関連トラブルから学ぶ、NFTの権利と契約
【キーワード】 NFT (Non-Fungible Token) 著作権 所有権 契約 プラットフォーム 【はじめに】 最近はVR/ARやVTuber関連のお仕事に加え、メタバース、NFT (Non-Fungible T...