生成AIで600回以上プロンプトを試行錯誤した画像でも著作権登録できない?~米国著作権局の判断~
はじめに 米国著作権局審査委員会(the Review Board of the United States Copyright Office)は、2023年9月5日、「Théâtre D’opéra Spatial」と...
米国著作権局、人工知能(AI)と著作権に関する意見募集を開始~日本における生成AIの議論への示唆~
米国著作権局(the U.S. Copyright Office)は、2023年8月30日付けで、人工知能(AI)と著作権に関する調査通知及び意見募集(Notice of inquiry and request for ...
人工知能(AI)が生成した作品は著作権で保護されるか?米国で判決(Thaler事件)
「人間が関与することなく人工知能(AI)が生成した作品は、米国著作権法による保護の対象となるか?」――― 米国のコロンビア特別区連邦地方裁判所は、2023年8月18日、これを否定する判断を示しました(Thaler v. ...
メタバースでも模倣規制へ法改正の動き:一般ユーザーやクリエイターエコノミーへの影響は?
はじめに アバター、アクセサリー、ワールド等のように、メタバースで利用される様々な3DCGモデルが活発に取引されるようになりました。メタバース・プラットフォーム事業者も、アイテム等を自ら販売するほか、ユーザーが創作したア...
メタバースにおけるオブジェクト利用:ユーザの注意点とクリエイター・エコノミー(知的財産法の視点から)
はじめに 没入型のバーチャルリアリティ空間では、自分自身がアバターとなることを含めて、全ての構成要素がコンピュータグラフィクス (CG) で表現されることになります。そこには、見かけ上は現実空間におけるのとよく似ているも...
ナイキ、スニーカーNFTを販売する二次流通業者を提訴~商品と紐付いたNFTの商標法上の位置付けは?~
はじめに 国際的に有名なスポーツウェアメーカーであるNike社が、スニーカー、ストリートウェア等のオンライン二次流通プラットフォームを運営する米国ミシガン州のLLCであるStockX LLCを相手取り、2022年2月3日...
MetaBirkins NFTs事件:商標権はフィジカル世界とメタバースの境界を超えるか?
はじめに 多くのユーザがアバターとして参加し、デジタル資産が取引されるバーチャルな世界、「メタバース」。 定義は未確立ながらも、この新たな経済圏への関心が高まっており、ラグジュアリーブランドを含む多くのファッション企業も...
インフルエンサーマーケティングの法律問題:ブログが商標権侵害?(米国の裁判例から)
インフルエンサーマーケティングの有効性 ファッションやコスメの分野を中心に、インフルエンサー(他者の購買判断に対して影響力を持つ人)を起用したマーケティング手法が広く用いられるようになりました。 2016年時点のものでは...
米国裁判事例から学ぶNFTライセンスビジネスと法律 (Miramax v. Tarantino)
NFTとライセンスビジネス 様々な産業からの進出が相次ぎ、2021年を代表する成長市場の1つとなった「NFT」(Non-Fungible Token:非代替性トークン)。NFTプロジェクトのために新たに創作されたコンテン...
【米国判例メモ/著作権】CDNサービスを提供する事業者につき、著作権の寄与侵害責任を否定した事例 Mon Cheri Bridals, LLC v. Cloudflare, Inc.
【キーワード】 著作権 CDN 寄与侵害 海賊版対策 模倣品対策 オンライン 米国 本件:Mon Cheri Bridals, LLC v. Cloudflare, Inc., 19-cv-01356-VC (NDCA,...